「放課後等デイサービスの管理者ってどんな働き方?」
「管理者として就職するにはどのようにすればいい? 」
本日はこのような質問にお答えします。
本記事のテーマ
放課後等デイサービス(以下、放デイ)管理者での働き方のリアルな体験談
この記事を読まれている方はこどもと関わる仕事でキャリア形成をお考えかなと思います。今回の放課後等デイサービス管理者としての働き方を知ることで理想の選択肢が1つ増えます。自分の価値観に合っているかぜひ最後までご確認くださいね。
この記事を書いた人
◇放デイ管理者歴5年
◇新規開所から管理者をしている
◇児発管の業務を兼務しています
今回は元放デイ管理者の方にインタビューしました。
では本題に入ります。目次をご覧になりたい場合は↓をクリックください。
目次
放デイ管理者の業務内容
放課後等デイサービスについて知っている人もいるかもですが改めてサクッと説明しながら管理者の業務内容について解説します。
放課後等デイサービス(放デイ)とは?
!僕も放デイに勤めているので僕から解説しますね...!
放課後等デイサービスは発達等の障がいを持っている小学生~高校生こどもが通う施設になります。
➜長時間の預かりをメインに個人活動や集団活動を行います。
運動指導型
➜運動活動をメインにこどもの体幹や社会性を養います。
学習支援型
➜学習活動をメインにこどもの勉学を養います。
今回インタビューした人は預かり型の放デイの管理者として働かれていました。
放デイ管理者に必要な資格とは?
放デイで働くには、必須ではないですが以下の資格があると採用されやすいです。
・児童指導員(児童指導員資格の解説)
・保育士(保育士資格の解説)
・児童発達支援管理責任者(現場経験が必要な資格)
※無資格でも指導員として働くことは可能ですが、求人は少なくなりますのでご注意ください。
なお、管理者の場合必須の資格はなかったですが、A子さんは児童発達支援管理責任者と兼務で働かれており、実際求人もこのような条件で募集している場合が多いとのこと。
放デイ管理者の業務内容
管理者の業務内容は以下の通り。
➜こどもの療育、部下のマネジメント、イベント準備、事務作業など
外部施設との連携
➜近隣の学校や他事業所との連携など
クレーム対応
➜利用者トラブル対応や近隣住民トラブルの対応など
※児童発達支援管理責任者のみ追加
個別支援計画の作成
こどもたちの個別に必要な支援の計画を立てる
モニタリング表作成
支援目標に対しての経過観察をチェックする
担当者会議
こどもたちに関わる学校や施設、保護者が集まって話し合う場を設ける
施設内の全般業務はもちろんのこと、外部の施設との連携や問い合わせの応対も仕事としてありました。
放デイ管理者の良いところ
放デイ管理者の良いところだなと思う所をまとめました。
①こどもの支援に対する思いを形にしやすい
こどもに寄り添った支援を考える時でも施設の旗振り役として
自分の想いを周りの職員に伝えて連携しながら形にしていくことができました。
②施設運営のノウハウが学べる
アルバイトや正社員の立場では経験できなかった
0から100まで様々な施設運営のノウハウが学ぶことが出来ました。
③業界内の人と人脈ができやすい
外部の方とも接する機会は多いので
同業界の方の人脈は多くできました。
将来的に福祉の仕事で独立や開業を目指している人にとっては、とてもピッタリな働き方かもしれません。
放デイ正社員の大変なところ
放デイ管理者の大変なところと思う所もまとめておきます。
①こどもと関わる以外の仕事が多い
事務仕事に追われることも多く、こどもと関わる時間を多く割けない時もあります。
②休日も緊急時には対応が必要
ごく稀に施設内での急なトラブルに管理者が必要な時には対応を求められる時もあります。
大変なこともありますが上手くいったときにはその分だけやりがいを感じられますね。
放デイ管理者の収入と支出
放デイの管理者時代のライフスタイルを赤裸々に教えていただきました。
≪収入≫
勤務時間:8時間+残業1~2時間/日
稼働時間:月21日~22日
給料35万(総支給額)
休みはシフト制でしたが、施設によっては固定のお休みのところもありますので確認することをおすすめします。
≪支出≫
家賃:7万
携帯:5000円
光熱費:1万
食費:6万
雑費:5万
貯蓄:残り全額
※とある月の例
休日も仕事で結果を出すために考えたりすることも度々。お出かけすることは少なかったですが、おいしいご飯やお酒を楽しむことでストレス発散していたので食費が少し高めになっていたそうです(笑)
放デイ管理者の収入アップの方法
放デイの管理者として収入を上げる方法は大きく2つ。
①管理者として施設の数字を上げていく
一番身近な方法です。ただし、功績をあげたとしても大きくあげることは難しいです。
②実績をつけて同業界での転職時に交渉をする
同じ施設に居続けていても、1年で数千円づつしか増えないところもザラです。
実績を付けて同業界での転職をすると交渉次第では1年で数万円アップした人もいます。
お金がすべてではなくても将来を考えると不安になりますよね。
放デイの管理者求人を探す方法
放デイ管理者の働き方はいかがだったでしょうか...?
感想を個人的にまとめると以下のような印象を持ちました。
子どもたちへの想いを形にしやすい働きがいのある仕事で、将来独立して開業を目指されている人にとっては最高の環境
放デイの管理者を目指す場合、 実際に管理者の求人を探してみると、児童発達支援管理責任者との兼務or管理者候補として正社員求人のどちらかを考えてから就職活動をする必要がありそうです。
※入社した人にいきなり管理者をさせることはリスクが多すぎるので、管理者をするにも社員としての下積み期間が基本的には必要になってくると想定して置くと良いです。
最後に「放デイ正社員の求人を探してみよう!」という人向けに僕自身が活用していた無料で使える転職サイト/エージェントを紹介します。
使ってみて良かったと思う最強の理由は
自分ひとりでは見つけられなかった求人を紹介してもらえることです。
僕自身も転職サイトを活用して理想の求人に出会うことができました!
他にもいくつかメリットはあるのでまとめますね。
- 就職・転職の相談ができる
- 就職できるとお祝い金を貰えるところもある
- 交渉事も代理でしてくれることもある
転職サイトやエージェントは完全無料なので怪しいと思われることもあります。
不安であればまずは無料で活用できる理由を解説している記事を見て仕組みを理解してからでもOKです。※ただし良い条件の求人は早く埋まってしまうので注意してくださいね。
今回は以上となります。