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【児童養護施設】正社員で働くのは実際どうなのか?歴20年以上のベテラン児童指導員に取材して聞いてみた

「児童養護施設ではどんな働き方をするの...?」
「児童養護施設で働く方法も合わせて知りたい !」

本日はこのような疑問にお答えします!

本記事のテーマ

「児童養護施設」正社員での働き方について

この記事を読まれている方はこどもと関わる仕事でキャリア形成をお考えかなと思います。今回の児童養護施設の働き方を知ることで理想の選択肢が1つ増えます。自分の価値観に合っているかぜひ最後までご確認くださいね。

この記事の執筆にあたって

【こども好きの働き方研究家】である運営者yamaがこどもと関わる仕事について取材を元に執筆しました。 ※運営者はアルバイト・正社員・副業・異業種転職・同業種転職など様々な働き方を経験

■今回の記事を取材した人

元児童養護施設職員50代男性

・正社員で約20年勤務
・児童指導員として就職

※今回ご紹介する内容は施設によって異なりますので参考に見ていただき、詳細はご自身でご確認するようお願いします。

それでは早速仕事内容について見ていきますが、その前に目次をご覧になりたい場合は下記の「show」をクリック/タップすると見れます。

児童養護施設の仕事内容

児童養護施設での実際の仕事内容について聞いてみました!

児童養護施設はどんなところ?

yama

児童養護施設はどんなところですか...?

・保護者のない児童や保護者に監護させることが適当でない児童が暮らす施設

・年齢は基本的には1歳~18歳※事情により0歳や20歳まで延長は可能

・虐待経験や障がいのあるお子様もいることがあります。

取材で話を聞いてみて家庭環境に問題を抱えるこどもを支援していくやりがいの多い仕事という印象を受けました。

児童養護施設の仕事はどんなことをする?

yama

業務内容についても聞かせてください...!

・生活指導
・学習指導
・家庭環境の調整等


今回取材した方は中高生に向けた職業訓練の指導なども行っていたそうです。

しかしこれだけだとまだイメージしづらいかもなので、とある1日のタイムスケジュールを聞いてみました。

とある1日のタイムスケジュール

出勤➜こども達の起床&挨拶➜朝食提供➜学校への送り出し➜事務作業➜児童相談所等との連携➜こどものお迎え➜こどもの個人活動&集団活動➜夕飯提供➜入浴➜消灯

yama

生活感のある支援内容になるので、家事や料理、掃除などの基本的なスキルも必要なんですね...!

児童養護施設の良かったところ

児童養護施設での良かった経験を3つ聞きました。

①家族的な関わり方ができる
他のこどもと関わる仕事ではあくまで支援者としての立場でこども達と関わっていくことがほとんどですが、児童養護施設では家庭的な温もりや安全な場所として家族としての視点も持ちつつ支援をしていたそうです。


②こどもと向きあって対話できる
こどもたちの生活の拠点になるので、よりこどもたちに寄り添った話をしたり、一緒に活動をしたりすることができます。対話のできる年齢のこどもも多いので、大人との対話でのやりとりの中でいかに信頼関係を築いて心を開いていくことがとてもやりがいに感じていたそうです。


③週1回程度の夜勤対応もある
夜勤対応と聞くと大変なのかなと僕は思っていたのですが、取材した方に聞くとこどもたちへの想いが溢れるくらいで、夜まで一緒に過ごす時間がかけがえのない有意義な時間に感じていたそうです。なので今回はあえて良かったところに入れさせていただきました。

以上のことから、こどもとの濃度の濃い関わりを望まれている人にとってはピッタリな職場と思います。

児童養護施設の大変なところ

児童養護施設での大変だった経験も2つ聞きました。

①心ない言葉を言われてしまうこともある
家庭環境の問題から大人に対して不信感を持ってしまっているこどももいます。大人に不信感を抱くこどもに「自分のおかげでお金が稼げてるんだろ...!」というセリフを言われた時は驚きました。ですが心は折れず、どのようにすればこの子との関係を作っていけるのかを考えることに夢中になっていたそうです…!

②臨機応変な対応が求められる(人員配置は1:6)
人員配置として年齢によって変動しますが、多くは1:6の配置でこどもの対応を行います。ですので急な対応が必要になる場合は他の職員さんとの連携を図りながら対応していたそうです。

このような壁を乗り越えたからこそ、こどもとの関わり方に自信をもって生き生きと働いていらっしゃるんだなあ..!としみじみと思いました。

児童養護施設での待遇

お金

気になる待遇面の話も図々しくも聞かせて下さいました。

給料:手取り約25万程度(40歳頃)
ボーナス:夏・冬の2回、各約50万円ずつ
働き方:曜日固定なしのシフト制
補足:宿直と呼ばれる週1回程度の夜勤あり(手当は3,000円)

これをお伺いした時、正直ボーナスが太っ腹だと思いました!

僕が勤める放課後等デイサービスの業界ではここまで多くのボーナスを見たことがなかったので羨ましいですね(笑)


児童養護施設に就職する方法

児童養護施設についてお聞きしましたが実際に働いてみたい場合に必要になるのは「資格」

児童養護施設に配置が必要な資格は様々ですが、主に求人に出てきた資格は以下のものがほとんどでした。

・児童指導員
・保育士
・看護師
・栄養士

基本的にいずれかに該当していれば働く条件は満たすことができます。

その次のステップで重要なのは求人情報なのですが

結論: いくつかの保育系転職サイトを活用するのがおすすめです!

なぜなら児童養護施設はそもそも施設数が少ないため、自ずと求人数も少なくなってしまうんですよね…。
補足:全国で約600か所、求人数は大阪でも数件だけ

ですので、児童養護施設の求人に困ったら、複数の転職サイトの登録をして比較検討すると良いですよ!

多すぎてどれを選べばいいか分からない転職初心者向けに3つのおすすめ転職サイトを厳選しました。

無料会員登録をサクッと終わらせて気になる方は実際の求人を問い合わせしてみてください。

≪マイナビ保育士

≪ジョブメドレー

≪保育士バンク

※もともと求人数が圧倒的に少ないうえ良い求人はすぐ埋まってしまうのでご注意くださいね。

転職サイトや転職エージェントのサービスは無料で使えるのですが、なぜ無料で支援してくれるのか仕組みも解説しています。

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今回は以上となります。

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