

「児童指導員ってどんな仕事をするの?」
「どうやったらなれるの...?」
本記事ではこのような質問にお答えします。
児童指導員はあまり聞きなじみの無い職業かなと思いますが、こどもと関わる仕事の1つです。この記事を書く僕自身も児童指導員として放課後等デイサービスという児童福祉施設で働いているので、本記事を通して1つの参考にして頂けたら幸いです。

児童指導員についてのあれこれを現役の児童指導員がお伝えします。
目次
児童指導員の資格を取得する方法

実は児童指導員は一般的な資格ではなく、「任用資格」となっています。任用資格とは、試験を受けて得る資格とは異なり、指定の要件を満たすことにより無試験で資格を得ることができます。
要件は以下の通りがあります。(※制度は変更される場合もあります)
①大学等で社会福祉学、心理学、教育学、社会学の学部、学科等を卒業した人
②2年以上児童福祉事業を従事した人(高卒以上)
③社会福祉士の資格
④小中高の教諭となる資格
確実な情報を見たい方は厚生労働省の詳細ページのリンクからどうぞ。
いずれかの条件が該当すれば、児童指導員としての「任用資格」が得られます。意外と知られていない情報なので、知らず知らずのうちに①の要件を満たして、すでに児童指導員である人も少なくありません。
また、①の要件を満たしていない場合でも、②のように指導員として2年以上児童福祉事業の施設で働くことで児童指導員になることが出来ます。
児童指導員が主に働いている場所

児童指導員は児童福祉施設で幅広く活躍しています。具体的な児童指導員が活躍している主な施設は以下の通りです。
- 児童発達支援センター
- 放課後等児童デイサービス
- 児童養護施設
これらの施設は主に発達障がい等があるこどもたちが健全に生活できるよう支援していくのが基本的な仕事になります。

これらの職場で働くときには、児童指導員の任用資格を満たしているかどうかで、給料面や採用条件も変わってくるので児童福祉に興味があるという人は資格要件を必ずチェックしておきましょう。
児童指導員の収入はいくらか

今回は放課後等デイサービスで働く児童指導員の給料について解説します。
結論からいうと正社員でざっくり20万~25万程度です。
児童指導員の実際の求人を見て頂ければ上記のような求人がほとんどです。
決して好待遇とは言えないかもですが、政府も福祉業界の人材不足は問題視しており、今後の処遇改善の検討の余地は十分にあると僕は考えています。
実際少しづつ給料の処遇改善があり、アルバイト・パートでは1200~1300円以上の求人情報もあります。アルバイトやパートで働きたい方には魅力的かもしれません。
児童指導員のやりがい

実際に放課後等児童デイサービスで働いて感じる児童指導員としてのやりがいはこちらです。
①こどもの成長を楽しめる
日々支援を行うなかで、出来なかったことが出来るようになるのを近くで感じることが出来ます。『こどもにこんな声掛けをすると、どんな反応をしてくれるだろう?』と研究心がある人におすすめです。
②こどもから気付きが得られる
こどもは純粋です。本来は指導する立場ですが、逆にこども達から学ぶことも沢山あります。
③こどもが喜んでくれる
こどもが好きな方はこどもの笑顔が見られるのは幸せですよね。お笑い芸人やテーマパークのキャストのように目の前の人を楽しませることが好きな人にもおすすめです。
大変なこともあるお仕事ですが、こどもと関わることが好きな人であれば、すごく魅力的な職業だと思います。

僕自身も前職では感じれなかった『仕事が楽しい』という感覚を初めて経験しました。
児童指導員の辛いこと

児童指導員の辛いことも正直に話すので、ぜひ参考にしてください。
①思っている以上の体力の消耗がある。
こどもたちは活発なので、体力的に疲れることもあります。
②給料は現状決して良くない。
収入を上げるにはスキルアップや副業は必須です。
③指導が上手くいかない時の感情のコントロールするのが大変。
トラブル時にも、どれだけ冷静になれるかが大事です
福祉業界全体でいえる事ですが、収入に関しては稼ぐことに向いている業界ではありません。とはいえ将来が不安なのでという人は、副業を始めてみるのが良いかもしれません。実際に僕も副業を始めて副収入を得るようになりました。

保育士ができる副業についても解説していくので、ぜひブックマークに登録して他の記事もチェックしてみてください。
最後に:児童指導員として就職したい人向けのおすすめ転職支援サービス

児童指導員について解説してきました。児童福祉の業界では、幅広く活躍しているので、もし要件を満たして興味がある場合はチャレンジするのもアリだと思います。
では、実際に児童指導員として就職したいときに活用できる転職支援サービスはこちら。
マイナビ保育士 大手人材会社のノウハウを持ったキャリアアドバイザーが転職サポート
ジョブメドレー 求人検索も簡単で放課後等デイサービスなど障がい児施設の求人も多い
保育士バンク 保育士専門キャリアコンサルタントが在籍しており転職後もサポート
求人情報は多すぎても迷いますし、少なすぎても見落としてしまうので、個人的には3つくらいでちょうどいいかなと思います。

僕は一般企業を退職し、児童福祉業界へ転職して人生が楽しくなりました!
今回は以上です。ぜひ何か参考になりましたら幸いです。