放課後等デイサービスの
残業ってどれくらいですか..?
また、減らすコツはありますか?
保育士さんは日々こどものために頑張っているのに
残業で身を削られて消耗すると元も子もないですよね。
逆にいうと、
残業が減ると、従業員満足度が上がり
従業員満足度が上がれば、利用者満足度が上がり
利用者満足度が上がると、会社満足度も上がる
このようにみんながハッピーになれますよ!
そして結論からいうと残業は減らすことは可能です。
※管理職は例外かもです。
こんにちは。yama(@yamalaboratory)です。
僕は放デイで保育士として働きながら
仕事終わりや休日にブログを書いて暮らしています。
残業を減らすなんて本当に?と思われたかもなので
僕自身の残業に関する実績を公開します。
ちなみに僕は転職経験が3度あり、
3社の放課後等デイサービスで勤めてきました。
■放デイ保育士の残業時間の実績
1社目➡月1~2時間程度
2社目➡定時退勤厳守
3社目➡月1~2時間程度
※サービス残業もありません。
職場や時期によって多少バラつきはあるものの、
かなり少ない方かなと思います。
決して初めから少なかった訳ではなく
自分なりに工夫をして残業を減らしてきたので
どのように減らしてきたかポイントを
お伝えしていきますね...!
目次
放課後等デイサービスの残業時間に対する価値観とは?
本題に入る前にとても大切な話なので少しだけ。
残業に関する価値観は人それぞれ違います。
それを理解しておかないと改善しようとしても
上手くいかないことになりやすいです。
では具体的にどう違うのか大きく2つ。
①仕事を自己実現と捉えている人
➡残業は正義、結果を出すためには当たり前。
②仕事を生活の手段と捉えている人
➡残業は悪。残業なんてムリ。
極端な例ですが、程度はあれど、このように
全く違う価値観を持つ人と一緒に働くこともあります。
後に詳しく述べますが残業改善は一人ではできないので
”色んな価値観の人”と協力していく必要があります。
放課後等デイサービスで残業になりやすいポイントを現役保育士が解説!
では、実際に放デイのどのようなところで
残業が出来てしまっているのか実体験で解説します。
■放デイで残業になりやすいポイント
その①:制作準備
イベントや制作物がある時に起きやすいです。
その②:送迎
どうしようもない場合がほとんどですが
渋滞や事故に巻き込まれることもあります。
その③:おしゃべり
こどもの情報共有ならまだ良いですが
関係ない雑談に話がそれていることもあります。
その④:業務効率が悪い
言語化に時間が必要だったり
記録を書いたり、パソコン入力が
極端に遅い場合に起こり得ます。
その⑤:業務量の偏りがある
管理職や先輩が育成やマネジメントができずに
業務量が適切になっていないケースもあります。
上記は僕が放デイの保育士として
実際に体験してきたことです。
次にどのように改善していったのか共有します。
放課後等デイサービスの残業を減らすために必要なコツを現役保育士が解説!
残業を改善する上で実際に必要だと感じたことです。
大きく3つほどあり、さらに深堀します。
①1人では達成できない
保育士は基本チームで働いています。
その中で1人だけ「時間なので帰ります」
これだとチームに悪影響なので避けましょう。
チームで仕事をやり切りみんなで帰るのがベストです!
そのためにはみんなで意識を持つことが大事。
■解決方法:チームで残業改善の意識を共有
職員間で自分なりの価値観を話しました。
その時に自分が合ってるという主張だと
相手の価値観と違う時に衝突します。
なので相手の立場も考えた提案を心がけました。
補足:管理職と考え方が異なる場合はムズイです。
管理職は「自分の価値観にあわせて当然」みたいな
人もいるのでその場合は難易度がかなり上がります。
②業務の見直し
業務について当たり前と思っていることでも
見直してみると短縮や改善できますよ。
■解決方法①:割り振り
Aさんがやっている仕事をBさんに振ると
時間が短縮されたケースなどもありました。
業務量に偏りがないか都度チェックも大事です。
■解決方法②:優先順位
今日中の仕事を後回しにしたり
明日でもいい仕事を残業してやっていたのが
優先順位を考えることで減りました。
■解決方法③:キャパシティ
仕事は無限にやることがあります。
その中でも自分がムリなくできる範囲で
取り組めるように考えました。
③時間の意識
職員間で残業しない意識を持つとともに
各個人でも仕事に対する時間意識を持ちましょう。
■解決方法①:仕事の見立て
抱える仕事は「どのくらいでできそうか?」
分かるようになってくると次の予定までの
隙間時間で別の仕事ができるようになりました。
■解決方法②:タスク管理
1日の中でどのような仕事をするのか
メモなど視覚的に構造化することで
業務スピード向上や達成感を感じました
上記のような解決方法を試行錯誤した結果
今ではほとんど残業のない形で働くことができています。
※必要な場面ではしていますが常習化はしてないです。
最後に:残業を減らすことはみんながハッピーになる。
僕自身、残業過多で働いていた時もありましたが
その時と残業がほとんどない時と比べてみると
家での過ごし方も全く違います。
・残業過多の時
家ではゴロゴロしたい、デートも外出たくない。
・残業ほとんどなし
自己研鑽する、おでかけデートが増えて喜ばれる。
「どっちの人が魅力的?」と聞かれたら
圧倒的に後者ですよね。笑
つまり残業が減ると自分の周りもハッピーになります!
もちろん日々通ってくれる子どもたちのために
頑張ることも素敵なのですが
自分の魅力も高めてハッピーになることも
同じくらい大切だと思います。
皆さんも残業過多で、もし悩んでいたら
身体や心が壊れてしまう前に
自分を大切にする考え方を試してみてくださいね。
残業を減らしたくてもどうしようもない場合もあります。
その時は転職も視野に入れておくと良いですよ...!
参考:保育士の転職ロードマップ