業界未経験の新人職員
「職場で子どもが癇癪行動を
している時の対応方法を
教えてください...!」
先輩保育士
このような疑問にお答えします。
タイトル通りこどもの癇癪行動にお悩み解決の記事です。
僕自身が新人の頃の悩みでもあります。
基本的に子ども自身の伸び伸びとした活動を望んでいますが
時にはトラブルで癇癪行動が起きてしまいます。
子ども自身の自立支援に繋がる対応方法を知ることで
業界未経験だった僕でも落ち着いて
少しづつ対応できるようになりました。
今回の記事では以下の内容をまとめます。
■本記事の内容:3つのテーマ
①:癇癪行動が出やすい場面
②:癇癪行動が起きた時の対応方法
③:そもそも癇癪行動を減らすためできること
簡単な経歴だけ載せておきます。
■この記事を書いた人
≪この記事に関する経歴≫
・療育系保育士
・100人以上の自立支援を経験
・子育て系の読書を月3冊以上
発達が気になるお子様やグレーゾーン呼ばれる
お子様との関わりを中心に
自立支援のサポートをしています。
■読者の方へメッセージ
お子様によって相性があるので
100%上手くいく保証はありません。
ですが、引き出しの1つとして持っておくと
相性の良いお子様には
役に立つときも来るかもしれません。
また、支援には信頼関係が不可欠ですので
気になる方はこちらの記事から読んでみてください。
それでは見ていきましょう。
子どもの癇癪行動が出やすい場面3つ
癇癪行動は大体イレギュラーで発生する為
支援者としても「どうしよう...。」と焦ってしまいます。
予め癇癪行動が起きやすい場面を知り、
「この後起きやすいかもだから気を付けよう」と
心の準備が出来ていれば落ち着いて対応可能です。
以下、実際に経験した癇癪が起きやすい場面です。
■癇癪が起こりやすい場面
・その①:勝ち負けで負けた時
・その②:人と意見の違いが起きた時
・その③:思い通りにいかなかった時
事前に想定できる場面に関しては
先に対策しておくことで
子ども自身も癇癪行動をせずに
楽しく過ごせた経験の積み重ねになります。
子どもの癇癪行動が起きた時の対応方法5つ
癇癪行動が実際に起きた場合。
対応方法の考え方として現状でのお子様に合った
方法を判断して選択してもらえると良いと思っています。
■癇癪への対応方法5つ
✔その①:落ち着くまで待つ
癇癪中の子どもは興奮状態なので
下手に刺激を提示すると悪化してしまったりします。
「落ち着くまで側で待ってるね!」など
一声を添えて待っていると効果的でした。
✔その②:代替案
癇癪時に自傷行為や他害なども見られる時には
1つのステップでたたいても安全なクッションに
代替案を提示して回数や場所を決めながら
どうするかを一緒に考えて決めます。
✔その③:アイメッセージ
「○○しないで」と指導するのではなく
「私はこう思うから嫌な気持ちになるよ」と
適切な行動を促したい時に使える声かけです。
✔その④:話題転換
落ち着き始めた頃に有効な場合もある方法です。
癇癪時には負の感情でぐるぐる思考してしまいます。
興味のある話題で話題転換することで
引きずってしまう気持ちを緩和することもできます。
✔その⑤:落ち着けたことを褒める
どれだけ時間が掛かっても
落ち着くことができたなら
「落ち着くことができたね!良かったよ👍」と
褒めてあげると成功体験として積み重なります。
成功体験を積み重ねていくと
支援者がそこまで言葉がけをしなくても
自身で切り替えることができる子どもたちを見てきました。
もちろん人に頼れることも大事なスキルなので
頼りたい時には「助けてほしい」とヘルプサインを
出せるように助言するのもアリだと思います。
子どもの癇癪行動を減らすためできること3つ
そもそも子どもの癇癪行動が起きないようにまたは
減らせられるようにやってきた3つの工夫があります。
■癇癪行動を減らす3つの工夫
✔その①:事前シミュレーション
事前にその場面を想像して見通しを持たせます。
例えば勝ち負けがありそうな場面で
もし負けてしまった時を考えてみてもらいます。
「その時お友達に嫌なことを言う?」
「部屋の壁を叩いてしまう?」など質問をします。
初めから100%上手くいかない時もありますが
繰り返すことで定着して落ち着く子もいました。
✔その②:環境設定
子どもがいる施設設備の配置
支援員の人員配置など
子どもを取り巻く環境を操作して
落ちつける環境を整えます。
例えば順番にこだわりがあり癇癪行動をするなら
子どもたちが同時にできる環境を整えて
そもそも順番が生まれないようにするなどです。
✔その③:ルール設定
例えば自由遊びの時間などで
「お友達と使うものが被ったら順番で遊ぼうね」と
ルールを決めておくと思い通りにならなくても
癇癪行動までにはならない場合もありました。
コツとしては子どもにルールを理解してもらい
自分の言葉で言って確認が出来たら
自分の言葉に責任が発生するので効果的でした。
このような配慮をしていたとしても
ぶっちゃけ癇癪行動は起きる時もあります。
ですが癇癪行動も今後も社会で生きていく
子どもたちの自立支援の成功体験となるので
必要な時間として取り組むことをオススメします。
今回は以上となります。
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