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【こども業界未経験向け】子どもとのコミュニケーションの取り方でよくある悩みQ&A【自立支援トレーニングで力を伸ばす】

業界未経験の職員
「子どもとのコミュニケーションで
悩んでいるのでどうしたらいいか
教えてください...!」

こども業界の先輩
「このような疑問にお答えします。」

yama

子どもと関わる仕事で不可欠なコミュニケーションですが
先生1年目だった時の僕はかなり悩みました。
ですのでこの記事では以下の内容をまとめました。

■子どもとのコミュニケ―ションのよくある悩み
1.子どもが話を聞く時
2.子どもが話をする時
3.集団活動での悩み

上記のよくある悩みについて
Q&Aをまとめましたので
今のお悩みの解決に繋がれば幸いです。

■この記事を書いた人
≪本記事に関する経歴≫
・療育系保育士
・100人以上の自立支援を経験
・子育て系の読書も好き


発達が気になるお子様やグレーゾーンと呼ばれる
お子様の関わりが僕の経験のメインに
自立支援のトレーニングをサポートしています。

■読者の方へメッセージ
年齢、性別、発達段階に応じて
必要な対応は一概に言えないですが、
試してみる価値はある内容となっております。

では本題に入ります。

子どもとのコミュニケーションの取り方でよくある悩み

子どもが話を聞く場面での
よくあるパターンでの悩みです。
自立支援に繋がる対応方法もまとめています。

■子どもとのコミュニケ―ションのよくある悩み


≪子どもが話を聞く時≫
その①:そもそも話が聞こえていない
サイン:話しかけでも反応がない
原因:声量や耳の聞こえ方に課題があるかも
対応:声量や距離感を調節、病院で医療的ケアの相談


その②:話が理解できていない
サイン:反応はあるが困った表情をしている
原因:言葉の理解力
対応:簡単で端的に伝える
絵カード、手本を見せるなど工夫


その③:話は聞くが望ましくない行動をする
サイン:笑いながら大人の動きを見ている
原因:職員へのお試し行動
対応:アイメッセージで自分の気持ちを伝えたり
その場所でのルールとして望ましい行動を伝える


その④:話を聞くのを待てずにじっとできない
サイン:動きが絶えない
原因:刺激の欲求
対応:例えば「タオルを握る」など社会的に見て
違和感の少ない行動に代替していく。
待てるまで職員も待つのも有効。

どれも療育施設で経験したことのある
よくある悩みです。
少し聞きなれない言葉は解説しておきます。

※用語解説①:iメッセージ(i=私)
「○○がダメ」とかではなく、
「私は○○されると嫌な気持ちになる」と
あくまで主観的な意見として伝える声かけの方法

続いて子どもが話をする場面での
よくあるパターンの悩みです。

■子どもとのコミュニケ―ションのよくある悩み


≪子どもが話をする時≫
その①:話していることが聞き取りづらい

原因:声が小さい、特定の発声が苦手
対応:声量調節や活舌の練習


その②:話していることが理解しづらい
原因:語彙力、情報の整理が苦手
対応:ヒントとなる情報から代弁する


その③:話題が急に変わってしまう
原因:目に入ったものが気になる
情報整理が苦手
対応:話に集中できる環境設定
「今は○○の話をしているよ」と
話題を提示して意識する


その④:口が悪く相手を嫌な気分にする
原因:模倣、力の誇示
対応:アイメッセージで適切な言葉がけの
やり方も一緒に提示する

その⑤:緊張して話せない
原因:人前で話すのが苦手、
対応:スモールステップで経験を増やす
緊張しているなど身体の様子を口に出してみる

先ほど同様、上記の内容で
分かりづらい言葉は解説します。

※用語解説②:スモールステップ
少しづつ成功体験を積み重ねて
前向きにできることを増やしていく方法

以上は子どもとの1対1でのやり取りをイメージした
コミュニケーションになります。

とはいえ、ほとんどは集団活動でのやり取りなので
次に集団活動でのよくある悩みもまとめますね。

集団活動編:子どものコミュニケーションでよくある悩み

以下は集団活動において子どもとの
コミュニケーションでよくある悩み2つです。

■子どもとのコミュニケ―ションのよくある悩み


≪集団活動編≫
その①:お友達との会話の齟齬

原因:コミュニケーションレベルの違い
「○○君が無視してきた!」
「○○ちゃんが嫌なこと言ってきた」など
お友達同士での会話で齟齬が生まれます。
対応:コミュニケーションの代弁
「○○君は聞こえてなかったみたいだよ」
「○○ちゃんは言い間違えたみたいだよ」と
お互いが理解できるように
かみ砕いた説明をすると納得しやすいです。


その②:同時に話出してしまう
原因:構ってほしい、相手視点に立つのが苦手
対応:順番を意識や相手の視点の理解に繋がるように
「今は○○君とお話ししているから
それが終わったら○○君の番ね」
このように伝えるのも効果的。
待っている間の望ましい行動も伝えるのもありです。

原因も対応も方法は様々なので
色々試してみて自分なりのデータを取るのがおすすめです。

最後に:子どもとの非言語コミュニケーションも知っておくと役立ちます

非言語コミュニケーションという
言葉を使わないコミュニケーション方法も
知っておくと役に立ちます。

■非言語コミュニケーション3つ

その①:絵カード
視覚優位な子どもは絵カードを通じて
理解を促すことができます。

その②:ボディランゲージ(手話)
言葉に合わせて身振りも合わせて行うことで
よりイメージが具体化できます。

その③:スキンシップ
愛情を感じて言葉を発することが増えたり
副次的な効果が見込めます。

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僕のように発達が気になるお子様やグレーソーンのお子様と
関わる機会が多い場合は特に習得しておいて損なしです。

以上が子どもとのコミュニケーションでのQ&Aでしたが
職員として対応する時には大前提として
子どもとの信頼関係の構築が必要です。


そちらに関してお悩みであればこちらのもどうぞ。
今回は以上です。

【営業術から学ぶ】子どもとの信頼関係の築き方|初級編・中級編・上級編を保育士向けに解説


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